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日立物流ソフトウェア株式会社

日立物流向けシェアリング+従量課金型ECプラットフォームセンターの立ち上げ

日立物流向けシェアリング+従量課金型ECプラットフォームセンターの立ち上げ

2019年秋。日立物流は埼玉県春日部市にECプラットフォームセンターを開設。本施設は、複数のEC事業者でひとつの物流センターを共有し、荷物の保管・出荷量に合わせた従量課金型のサービスを提供する。しかもその対象は個人。これからのEC市場に一石を投じるような画期的な運用形態を持つ物流センターだ。顧客は、自前で設備を準備することなく、最新鋭の物流設備・システムや、保管スペース、物流スタッフを利用できるため、スモールスタートが可能となる。
その運用を支えているのが、日立物流ソフトウェアの物流センター管理システム「ONEsLOGI」(※)だ。

※ONEsLOGI とはOne Stop Logistics IT Solution の略。WMSと呼ばれる倉庫管理システムが主軸で、お客さまニーズの把握から導入、稼働後のサポートまでを一貫して対応する、当社独自のパッケージサービス。庫内運用に必要な、入荷管理機能(予定取込から検品・棚入まで)、在庫管理機能(問い合わせ、調整/移動、棚卸)、出荷管理機能(指示取込から、在庫引当、ピッキング、検品、帳票発行)を実装する。

ターゲットとなる顧客層は個人、という点が新しい。

加速する個人消費、EC市場の拡大により、荷物が増え続けている。しかし、物流業界においても人手不足、働き方改革の波は避けて通ることができない課題だ。こうした市場のニーズを背景に立ち上がったのが日立物流のECプラットフォームセンター。その運用の屋台骨を当社の主力システムが支えている。

当センターは、シェアリング+従量課金型サービスでEC事業拡大を支援するというコンセプト。B to Bで発展してきた日立物流が、EC事業主をターゲットとしている点が新しい。納入先は個人を対象としているので、化粧品やアクセサリーなどの小物もある為、1箱いくらという従量制での料金設定となっている。受注後に適切な物品管理を行うためには、当社の主力である倉庫管理システムと、ロボットや各種マテハン機器を連携させるシステムが力を発揮する。

作業の約7割が自動化 進化するWMS

実際の運用においては、WMS(※)が荷主からの情報を受けて、入荷から保管、出荷までの一連の管理業務を担う。倉庫内の自動化率は約7割。省人化を追求した新世代のロジスティクスソリューションを具現化している。
稼働するWMSは、クラウド経由でサービスを提供し、ひとつのソフトを複数の荷主がシェアするためのカスタマイズが施された。さらに、大手ECサイト(楽天、Yahoo!、アマゾン)の一元管理システム(ネクストエンジン)の受注テンプレートを採用。従来、売り主側が指定されたフォーマットに合わせて出荷指示データを再入力していたものを、大手ECサイトのデータをそのままWMSに入力できるようなインターフェイスに変更した。

※WMSとは、「倉庫管理システム」のこと。Warehouse Management Systemの略。企業の情報システムの種類の一つで、倉庫や物流拠点、工場などで、企業が扱う原材料や部品、製品などのモノの在庫や入出庫を管理するシステムのこと。

省人化とミスを軽減するRCS

AI・ロボティクスによる自動化が進み、技術競争が激化している物流システム。その効率化の要となるのが、マテハン設備と人のリソースをどう生かすか、という視点だ。WMSと連携するRCS(※)といわれるマテハン設備の制御においても、当社の技術力が活かされている。
具体的には、自動搬送台車AGVや誤仕分けの防止を担うゲートシステム、チラシや納品書の投入、封函、荷札貼付けにいたるまでの自動化設備のコントロールがそうだ。人手が必要なピッキングエリアの工程でも、商品のバーコードを読み込むと自動的に投入すべき間口のゲートが開くなど、ヒューマンエラーを発生させない設備運用を当社のRCSが支えている。
結果的に、必要な箇所に必要な人員を配置した運営が実現できた。

※RCSとは、Resorce Control Systemの略。作業内容に応じた作業工程を作成し、工程間の制御やソフトウェアと自動作業機械間での作業指示・実績等のデータ連携を管理するシステム

日立物流ソフトウェアの価値

今回のECプラットフォームセンターへのシステム導入は、起案から納入まで短い期間で実施された。この規模の施設の新規立ち上げでは考えられないほどの速さだ。しかし、何事もなく、決められた期日に無事に立ち上げるというのが最も大きなミッション。そのために相当な集中力と緻密な工程管理が求められた。
今後は、画像検品や自動緩衝材投入機など、さらなる効率化・省人化機能を拡充していく予定だ。
そして、ゆくゆくは20時間稼働を実現させ、いつでも商品をピッキングして発送することができる体制をめざす。単に顧客からの要求仕様を満たすだけでなく、顧客の想定を上回る提案、品質で答えていく。それが日立物流ソフトウェアの価値となる。

原本さん「思い描いていた仕事と、実際の業務とではイメージが違い思ったよりも大変かもしれません。しかし、やればやるほど、成果が目に見える形ででるのでやりがいがあります。自分がつくったプログラムが問題なく動いた瞬間、それを体験できる。興味を持っている人には、面白い世界だと思います。」
太田さん「専門知識がなくても、やっていく中で覚えられる。先輩も積極的に教えてくれますし、教育制度も充実している。自分から“こんな教育を受けたい”と希望すれば、その希望を叶えてくれる環境です。」
黄さん「積極性やチャレンジする気持ちが大切ですね。いろいろ興味を持って行動できる人が当社で求められている人財像ではないでしょうか。文系・理系も関係ありません。ただ、物流に興味が持てるか、というのはひとつのポイントにはなりますね。」

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